お坊さんと一緒に考える「終活のツボ」を開催しました

日 時:令和元年6月24日月曜日 13:00 ~ 16:00

一般社団法人 北九州仏事連合会(以下、北九州仏事連合会)主催による「お坊さんと一緒に考える〝終活のツボ〟」が北九州市立商工貿易会館2階、多目的ホールにて開催されました。
お坊さんが、宗派の垣根を越えて行なう終活セミナーという全国的にも珍しい試みとなった本セミナーは約80名の来場者様で賑わいました。

北九州仏事連合会会長 松尾善雄 住職[浄土宗/浄土寺(戸畑区)]より、本講演の目的、そして北九州仏事連合会への想いを挨拶として語っていただきました。

[松尾会長 挨拶の様子]

講演第1部は、「お出掛けお坊さん」として度々メディアにも取り上げられている浄泉寺[日蓮宗(小倉南区)]渡邊晃司副住職による、『終活〝心のツボ〟』講演。そもそも終活とは何なのか?
「家族に迷惑を掛けたくない」から、事前に「準備」をすることが今般言われている終活ですが、「家族なんだから迷惑をかけてもいいんじゃないのか?」という家族の〝縁〟であり、人との〝絆〟を基本とした『終活を行なう前の心構え』を語っていただきました。

[渡辺副住職講話の様子]

休憩を挟み、第2部講演は『宗派を越えたお坊さん 座談会』。
北九州仏事連合会加盟のお坊さんが、普段はなかなか聞くことができない《お葬式のこと》《お布施のこと》《お仏壇のこと》等について、それぞれの考え方を語っていただき、まさに宗派を越えた濃密な対話が行なわれました。

[(右から)浄光寺(浄土真宗本願寺派/小倉北区)梶原住職・正福寺(浄土真宗本願寺派/小倉南区)井上住職・ 大満寺(曹洞宗/小倉北区)吉見住職・妙乗寺(日蓮宗/小倉北区)渡部住職・ 浄泉寺(日蓮宗/小倉南区)渡邊副住職 ]

素朴な疑問である『合掌の意味』や、昨今よく聞くようになった『家族葬』について、『終活』について。また、来場者の方々の関心が高かった『お布施』についてもいろいろな考え方を深く、熱く語っていただきました。
質疑応答でもやはりお布施についての質疑があり、どのお坊さんも真摯にお応えし、来場者とお坊さんとの間で、白熱した対話が繰り広げられました。

[座談会の様子]

休憩時間や全講演終了後には、特別に用意された各相談ブースを巡る来場者の方が多くおりました。
『お坊さん相談ブース(北九州仏事連合会)』『終活相談ブース(仏教会館)』『お仏壇相談ブース(野上神仏具店)』『入棺体験ブース』の全4ブースが準備されており、ブース内・外に係わらず、会場内のいたる所で様々なご相談をされる来場者の方の姿が多く見られました。
終活のツボ[入棺体験コーナー]

北九州仏事連合会としては初の終活セミナーの開催でしたが、来場者の方へ行なったアンケート調査では、82.7%の方が『満足・大変満足』とのご回答を頂きました。また、【お坊さんに聞きたいこと】という設問に対しては、
① お布施について・・・31.2%
② 葬儀について・・・16.9%
③ お墓・お仏壇について・・・10.4%
と、やはり『お布施』について聞きたい方が多いことが分かりました。
中には、「時間が足りなかった」「もっと話を聞きたかった」「1回だけでは足りない」といった声もあり、次回開催への貴重なご意見となりました。

そして、「第2回 終活のツボ」開催が決定いたしました。

『一般社団法人 北九州仏事連合会 主催 第2回〝終活のツボ〟(仮)』
開催日:2019年11月10日 日曜日
場 所:北九州仏教会館(北九州市小倉南区城野4丁目3番1号)

となっております。開催時間は未決定ですが、また告知いたします。

参加された方々が、より良いシニアライフを送っていただけるヒントとなるように、充実した内容をご案内したいと思っております。

興味のある方は納骨堂 さくら陵苑までお問い合わせください。

〒802-0802 北九州市小倉南区城野4丁目3番1号
T E L:093-932-1151
開苑時間:9時30分 ~ 17時 (毎月第一月曜日はメンテナンスの為 休苑)