第2回 お坊さんと一緒に考える『終活のツボ』を開催しました

一般社団法人 北九州仏事連合会主催による「お坊さんと一緒に考える“終活のツボ”」が11月10日(日)に、さくら陵苑2階の本堂にて開催されました。

当日はさくら陵苑に併設される「料亭 川蝉」にて、「第5回 城野マルシェ 秋」が開催されており、多くの賑わいの中での終活のツボセミナーとなりました。
前回第1回の“終活のツボ”においてアンケートを実施したところ、次回開催を希望される多くの声をいただきました。
前回と同様に今回も“お出掛けお坊さん”として、メディアにも多く取り上げられている浄泉寺(小倉南区井手浦 / 日蓮宗)の渡邊 晃司副住職による、「終活 心のツボ」講話を行っていただきました。

前回のセミナーでも来場者の方々の関心が最も高かった『お布施』。
実際に「いくら包めば良いものかわからない」「お寺さんに聞くもの申し訳なくて…」といった声が多くあり、その疑問に対し渡邊副住職が「そもそものお布施の意味」という観点からお話がありました。
お話の内容を全て記載することはできませんが、簡潔にいうと『お布施=サービスへの対価ではない』ということ。読経に対して○○円いただきますというやりとりは、本来のお布施の意味からは逸脱してしまうということでした。
お布施とは“徳”を積んでいく修行の一つであり、お経というものは決してサービス的な所謂“商品”ではないということ。
いくら包むものなのか。その疑問はお布施を包む方が故人様(ご先祖)へ贈る心の分量で決めるものであるというお話でした。

お布施以外にも、終活という括りの中で、より心豊かに人生を過ごしていけるヒントとなる貴重なお話を時間目いっぱいまでお話してくださいました。

『終活』
というと、人生の終わりを考える少しネガティブな事と思われがちですが、「死」を考える、という事は「生」を考えるということであると思います。
これからどう生きていくのか、生きていれば誰にでも訪れる厄介な事・悲しい事・怒りを覚える事等に、どう向き合っていくのか。
あるいは大切な家族や友人とどう接していくのか。
そういった「これからの人生」を考えるきっかけの(数ある中の)ひとつとして「終活」というツールが役立つ事もあると思います。

一般社団法人 北九州仏事連合会は宗派を超えて、北九州市の寺院が約30ヶ寺加盟している団体です。宗派を超えたお坊さんが集まり行う終活というのは、全国的にも珍しい試みです。
次回開催の際には、まだ来たことがない方も、終活を始めたけれど何からすればいいのかわからない方も、毎回来てくださっている方も、多くのご参加をお待ちしております。
きっと、お役に立てる素敵なお話が聞けることと思います!
※次回開催日は未定ですが、決定次第本ホームページ上にてご案内いたします。
 お問い合わせはさくら陵苑までお願いいたします。

第二回 終活のツボ1
渡邊副住職の講話のようす 1
渡邊副住職の講話のようす2

お問い合わせは

TEL 093-932-1151
開苑時間:9時30分 ~ 17時 (毎月第一月曜日はメンテナンスの為 休苑)